洞穴に魅せられて

大好きな洞穴(どうけつ)への思いを徒然と綴ります。

ライトアップも楽しめるあぶくま洞@福島県田村市

あぶくま洞。

およそ8000万年の歳月をかけて現在の姿になっているということで、自然の偉大さをあたらめて実感する鍾乳洞です。

洞内の鍾乳石の種類も結構豊富で、見ごたえもあります。

 

f:id:chocochip150:20180210112242j:plain

種類もですけど、サイズも大きくてですね。

うっかり上の方ばかり見ていると首を痛めます。笑。

 

ただ大きい、というだけなら途中で飽きてしまいそうなものですが、鍾乳洞は細部にわたって楽しめるのもいいなぁと個人的に思っています。

 

f:id:chocochip150:20180210112452j:plain

白磁の滝」と命名されたスポットを眼前に眺めてみたり。

この輝き。たまらぬ。

ごつごつな鍾乳石もそれはそれで美しいと思いますが、表面が比較的できたてのつるつるしている様子も美しいですね。

ごつごつは造形美を感じますが、つるつるは綺麗だなと思うことが多いです。

 

あぶくま洞は、一般コースを進む中で分岐ルートがあり、プラスで200円かかりますが探検コースに進むことができます(少し進むと一般コースに合流します)

探検コースといっても、気軽に探検気分を味わえるくらいのもので、特別な準備が必要なものではありません。

ただ、一般コースよりは天井が低かったり、足場が少し悪かったりするので、かがんだ状態で先に進んだりします。

 

私は迷うことなく探検コース。

 

f:id:chocochip150:20180210113415j:plain

地面から伸びる小さな石筍たちを精霊に見立てた「地底の精霊」にて。

精霊たちがかわいすぎる....!

 

f:id:chocochip150:20180210114119j:plain

こちらは光のあたっている奥。

天井からのびる小さなつらら石たちがかわいすぎる....!

 

洞内のスケール感に圧倒される分、余計に小さなものがかわいく感じられたのかもしれません。

 

一般コースでは全体的にライトアップされていて。

ライトの色も画一的なものではなく何種類もあって、同じ鍾乳石でも光の色によって見え方というか印象が変わる、というのも面白いところでした。

 

f:id:chocochip150:20180210114340j:plain

あとは結構空間が大きい印象を受けました。

天井が低いところもありましたが、どちらかと広い空間と大きな鍾乳石に圧倒された印象が強く残ってます。

 

f:id:chocochip150:20180210114512j:plain

鍾乳石って、基本的にはまっすぐな形状ですけど、この「滝根の斜塔」の傾きすごくないですか?

ストロー状の小さな鍾乳石が曲がっているヘリクタイトというものは何度か見たことがありますが、これだけ大きな鍾乳石でここまで傾いているなんて....!

まさに自然の神秘ってやつですね。

 

f:id:chocochip150:20180210115320j:plain

赤っぽい光のあたったリムストーン(棚田状の鍾乳石)

ちょっと宇宙っぽいというか、月とか火星の地表ってこんな感じかなぁと勝手に思ってました。笑。

 

このあぶくま洞の中で、私が一番綺麗だなと感じたところはコース終盤の「月の世界」でした。

調光システムが導入されているそうで、光の具合が時間とともに変化していくのも綺麗でした。

f:id:chocochip150:20180210115612j:plain

様々な種類の鍾乳石がこの一箇所で見られるのもまたいいですね。

そして何よりこの白さ。私の好きな驚きの白さ。

たまりません。笑。

 

★ざっくりアクセス★

JR神俣駅からタクシーで5分ほど。

以前はバスがあったそうなのですが、廃線になってしまったみたいです。

 

 

abukumado.com