洞穴で見つかった現生人類の化石
先日、イスラエルのミスリヤ洞窟で2002年に見つかった化石が、アフリカ以外で最古の現生人類のものだとわかった、というニュースがありました。
テレビのニュース音声の「洞窟」に反応して、勢い良くテレビを振り返った次第です。
(発見されてから15年以上の年月が調査に費やされたということにはちょっと驚きました。
年代測定器みたいなものでさっと測定できるのかと思っていました....不勉強でした)
このニュースを聞いて、洞穴の懐の深さといいますか、幅の広さといいますか、そんなことを感じていました。
研究対象として、長い年月をかけて形作られている洞穴の地質学的な観点だったり、洞穴という環境下で生息する生き物に対する生物学的な観点だったり、人類が暮らしていた形跡や化石などが発見される史学的な観点だったり。
研究でなくても、外では見られないような絶景だったり、探検心や冒険心を刺激するものだったり。
楽しみ方というか、好奇心の対象というか、そういうものが幅広いなぁと思ったのです。
私自身は、単に探検感にわくわくしていたのが最初のきっかけだったのですが、そこから鐘乳石に興味を持ったり、その洞穴の形成の流れに興味を持ったり、洞穴によって特色や景色が違うのを面白く感じて色々見てみたいと思ったりと、芋づる式に関心が広がっていきました。
芋づる式に広がるっていうのは、それだけ芋がいっぱいあるというか、洞穴の懐の深さなのかなぁと思ったりしたのです。
小さい頃、樹齢何十年・何百年という木を前にして、この木は何十年・何百年も前から人々を見守ってきたのかなあ、なんて思うこともありましたが、洞穴ってそれ以上の長い年月だなぁと改めてしみじみしまして。
人類の進化の歴史以上に長い年月をかけている洞穴もたくさんある訳で。
何やら地球の神秘を感じました。
ニュースひとつで大げさな。
そんなツッコミはもう自分自身でしております。笑。