鮮やかなドラゴンブルーに出あえる龍泉洞@岩手県岩泉町
私が初めて龍泉洞に行ったのは、社会人1年目の2013年9月でした。
その年の夏に、新聞記事で【地底湖】【ドラゴンブルー】【世界有数の透明度】というワードを見て、行ってみたいなーって漠然と思っていたのです。
確か、週の前半に「うん、龍泉洞行こう」って思い立って、その週末に出かけました。
当時は埼玉に住んでいて、朝起きて大宮まで行って、新幹線に乗って。
盛岡駅からはバスで2時間15分くらい。
JRバスの早坂高原線のバスに乗ると、終点が龍泉洞前です。
このバス、2人掛けの座席が左右に並んでいるタイプで、座り心地がすごくよくて。
私はほぼずっと寝てました。笑。
龍泉洞の入り口では龍が迎えてくれます。
さすが「龍」泉洞って感じでした。
龍泉洞は日本三大鍾乳洞のひとつで、洞内に棲むコウモリとともに国の天然記念物に指定されています。
(ちなみに日本三大鍾乳洞のあと2つは、山口県の秋芳洞と高知県の龍河洞です)
(日本鍾乳洞九選のひとつでもあります)
わくわく。
入ってわりとすぐのところにある「長命の淵」
水がすでに青く見える......!
高まるドラゴンブルーへの期待......!
水が多い洞穴だったので、洞内での水の音も楽しかったりしました。
青くライトアップされている箇所も。
全部が全部ライトアップだと軽く胃もたれに似た感じを味わってしまう私ですが、
ところどころくらいだと綺麗だなぁと純粋に思います。
ライトアップのない箇所。
鐘乳石なども含めた洞内の様子も、洞穴によって様々で面白いです。
個人的には、龍泉洞=地底湖ってイメージを強く持ってしまったために鐘乳石の様子などの印象をあまり覚えていないのが残念なので、またの機会に改めて訪れたいところです。
昨年秋の台風の際は入り口から水が噴き出して営業をお休みしていましたが、既に再開していますしね。
公開されている700mの一番奥に、第一地底湖(水深35m)・第二地底湖(水深38m)・第三地底湖(水深98m)があります。
青い。
第三地底湖の透明度が41.5mで、世界でも有数の透明度なんだそう。
自分の目で見たドラゴンブルーはとても美しかったです。
水の透明度があまりにも高くて、見えるのが水中のものなのか、水面にうつるまわりの様子なのか、ろくに区別もつかなかったくらい!
洞穴の中の地底湖ですよ。
それがこんなに深くて、こんなに綺麗な水で、こんなに青くて......。
ロマンを感じました。
自然の偉大さというか。
1億年という年月をかけてできあがった洞穴を見ていて、
そんな今もほんの少しずつ様子が変化しているとか。
私小さいなーって。
仕事がだいぶ鬱々としていたときでしたので、この青さは骨身に沁みました。
同時に、龍泉洞には地底湖が8つあるそうですが(非公開の第四地底湖は日本一の水深120m!)、他の地底湖も見てみたいなーとも思いました。
どんな感じなのでしょうね。
おまけですが、
龍泉洞の目の前には【龍泉新洞】という鍾乳洞があります。
龍泉新洞科学館としてその一部が公開されています。
洞内から多数の土器や石器が出土したそうで、かつて人が暮らしていた洞穴です。
色々なタイプの鐘乳石も見られて面白いので、
龍泉洞を訪れる際はこちらも是非訪ねてみてください。
あ、出口付近に遺跡というコーナーがあるのですが、急に視界に入ると驚くと思います。
私は結構びっくりして、しばらく心臓がどきどきしてました。
皆様、お気を付けて。笑。